弁護士としての一年の振り返り
今年も残すところ、あと2日となりました。
今年も多くの方々に助けられ、どうにか1年をおくることができました。この場を借りて、あらためてお礼を申し上げます。
今年一年について、あらためて振り返ると、新型コロナウィルスに始まって、新型コロナウィルスに終わったような印象です。
新型コロナウィルスについては、昨年から報道されており、日本でも徐々に感染が拡大していましたが、今年の4月7日に緊急事態宣言が出されてからは、プライベートでも仕事でも大きな影響を受けました。緊急事態宣言は、5月25日に解除されましたが、直ちにこれまでの日常生活に戻れたわけではなく、また、新型コロナウィルス感染の危険性がなくなったわけでもなかったため、その後も、新型コロナウィルスの影響を引きずっているような感覚です。
このような大変な状況下でも、多くの方々から、ご依頼やご相談をいただきました。ご依頼やご相談をいただいた方々は、新型コロナウィルスの問題に加えて個々の問題に直面されていたわけで、より大変であったと推察しております。
私自身は、ご依頼やご相談をいただいた方々の不安や悩みを少しでも解消できればという思いで対応してきたつもりですが、果たしてどこまで実践できていたか、常に自問自答しているところではあります。個別の事案、個人個人の不安や悩みは千差万別であるため、画一的な正答はありえませんし、そもそも「正答」なるものはないのではないかとも思ってしまいます。引き続き、自己研鑽に励んで、弁護士業務に精進してまいりたいと思います。
今年は、新型コロナウィルスに関連した暗いニュースが多かった気がしますが、他方で、飲食店の店主が無償で弁当を提供したといった心が温まるニュースに接したり、音楽やスポーツのすばらしさをあらためて実感することもでき、個人的には前を向いていこうという気持ちになることができました。
しばらくは大変な状況が続くと思いますが、皆さまが少しでも前向きな気持ちになり、よい年を迎えられることを祈念しております。